「独立したい!」とお考えの方は非常に多くいらっしゃいますが、成功を収める人はほんの一握りです。
「成功者側」になるにはどうしたらいいか?
独立を成功に導く方程式とは?
そこで考えなればならないポイントをいくつかご紹介致します。
開業資金における融資のご相談、物件探しから開業の基礎知識まで、お気軽にご相談ください。
もっと詳しく知りたい!という方は、是非お問合せください。
独立・開業をお考えの方
1. 開業するまでに準備すること
おおまかな流れは図の通りです。
中でも、特に重要なのは、≪事業計画の策定・資金調達≫ ≪物件探し≫ この2点です。
≪事業計画の策定・資金調達≫
必要な資金の内訳については、主に下記の項目がかかります。
- ①店舗取得費
- ②内外装費
- ③什器・器具・備品費
- ④仕入代金
- ⑤運転資金
- ⑥その他経費(当面の生活費も含む)などとなります。
これらを想定し、必要経費を算出します。そうしたら、自己資金を確認しましょう。
自己資金は多ければ多いほどいいですが、50%用意できれば上々、30%でまずまずという感覚です。
独立する人の大半は足りない資金を借入金で補っているわけです。
借入先は、新規開業者にとって一番頼りになるのは、日本政策金融公庫でしょう。
熱意と事業計画を重視しているので、融資の道への門戸はかなり大きく開かれています。
そして融資を受けるからには、返済ができなければいけません。
売り上げに見合った融資を受けるために、まずは収支の見通しは慎重に考えましょう。
≪物件探し≫
店舗物件は専門業者に依頼するのが、「安心・確実・迅速」
飲食店、小売業は「立地産業」ともいわれるように、出店候補地が業種・業態に適しているかどうかで店の業績
を大きく左右します。
失敗する人の約半数は、不適切な立地条件が要因という話もあるくらい重要なファクターなのです。
さらに専門業者に依頼したい大きな理由があります。
それは、専門知識の少ない不動産業者による取引や、テナント特有の工事上のトラブルが多く発生しているのが多い事です。
トラブルがあった場合に、敏速かつ誠意ある対応が出来ることはもちろんですが、そもそもトラブルがないように、常に先回りで交渉してくれるような不動産会社を選ぶ方が、開業者にとってははるかに大事なのです。
2. 明確なお店のコンセプトを決めましょう!
開業の最初の作業は、「コンセプト」を決めること。
ここからすべてが始まります。コンセプトを正しく決めることが、成功には欠かせません。
コンセプトを決めたら、それを実現するためにサブコンセプトを考えます。
①顧客コンセプト・・・だれに売るのか
②立地コンセプト・・・どこで売るのか
③商品コンセプト・・・何を売るのか
④価格コンセプト・・・いくらで売るのか
⑤店舗コンセプト・・・どんな店舗で売るのか
⑥接客コンセプト・・・どんなサービスで売るのか
⑦販促コンセプト・・・どんなプロモーションで売るのか
⑧時間コンセプト・・・いつ売るのか
3. まずは地域密着店を目指しましょう!
飲食店は、「固定客をどれだけ作れるか」が成否の分かれ目です。
そして固定客を作るために、顧客情報の分析は欠かせません。
一般に、飲食店の初来店者の再来店率は、40%前後と言われています。
そして2回目から3回目の来店率は80%、3回目以降の再来店率は90%となっています。
つまり、新規客が「4回」来店してくれれば、90%の確率で固定客可されるということになります。
繁盛のポイントは
お客様を固定客化させること!
また足を運んでもらうにはどうしたら?
固定客を作る顧客情報を活用していきましょう
- 初来店時に強く記憶に残す
まずは店舗に個性を出し、顧客の記憶に残るお店作りを目指しましょう。「普通の店」は記憶に残りません。 - 忘れさせない
初来店客の顧客情報が入ったら、必ず「すぐに=営業終了後」にお礼状や感謝メールを送ります。店舗の記憶が鮮明なうちに、店舗側からアクションを起こすのです。1週間後や1ヶ月後に送っても、受け取る側の記憶を刺激しません。 - フォローする
一度感謝の気持ちを伝えたからといって、すぐに再来店してはくれません。定期的に「皆さん」ではなく。「〇〇さん」という呼びかけでフォローを続けていきます。いつかこれが成果に結びつきます。 - 来店のきっかけを与える
来店のきっかけとなるように、常に発信する情報の中に来店のオファーを織り込んでおきます。店のイベントやフェア、顧客の誕生日や記念日といったきっかけを利用して、来店に直接結びつくようなオファーをしましょう。
居抜きで出店をお考えの方
1. 居抜きで開業するメリットは?
一般に「低コスト」と「短工期」が挙げられます。
残された造作を上手に活用すれば、新たに造り直したり、買い直したりする必要がなくなるので、その分の材料費と工事費を削減できます。
スケルトンの物件で開業する場合と比べて、初期投資が1/3~1/2になるとも言われます。
また、工事箇所も少なくなるため工期が短縮し、オープンに早くこぎつけられるというメリットもあります。これは、工期中に支払う家賃も節約できるので、結果的に初期投資の削減にもつながります。
2. 居抜き物件のチェックポイント
- ①この物件は居抜きでなくても借りたいか?
- ②以前のお店の撤退理由と近所の評判は?
- ③水道・ガス・電気・給排気の容量は十分か?
- ④厨房の区画はそのままの広さで大丈夫か?
- ⑤店頭の造作は大きな変更なく使えそうか?
- ⑥厨房機器は、そのまま使えそうか?
- ⑦害虫・害獣が生息している痕跡はないか?
- ⑧譲渡される造作リストを作ってもらったか?
実際に借りる前に、最低限チェックしなければならないポイントは上記8項目です。
それぞれの項目は重要で、借りたあとにトラブルに発展する事態にならないように、専門業者によるアドバイスは必要不可欠でしょう。
内覧時などに目安としてチェックしてください。
3. 実際にあった居抜き物件のトラブル例
居抜き物件はあくまでも「中古物件」です。
内見時や契約前にチェックしなければならないことが数多くあります。
物件の価格の安さだけで決めるのではなく、しっかりとしたチェックを行わないと色々なトラブルが発生しています。
困って相談に来られるケースや実際に起こった居抜き物件での失敗やトラブル事例の一部をご紹介します。
- 内見時には動いていたのに、利用中の機器が突然故障した!
- 害獣・害虫(ゴキブリ・ネズミ・ハエ・シロアリ)が発生している!
- ガスの容量が足りない!高額なガス工事が必要になった!
- ダクトを新設したら、ビルの規定で排気口の位置を指定され、屋上まで延ばすように言われ想定外の工事が!
- 図面にない、撤去できない構造柱・壁・梁が工事を始めてからわかり、計画通りに工事できない!
- 床に防水処理がされていなかったために水漏れが発生した。
- グリーストラップが汚かった・旧式だった!
- 水回りの施設が古く、菅詰まりを起こして排水が逆流してきた!
せっかく安く済んだと思ったら、こんなトラブルがついてくるなんて・・・
契約後に後悔しないためにも、物件を選ぶ際にはしっかりとチェックしましょう!